知らないおっちゃんのことを思い出した

数年前、たしか民主党あたりが、初めて政権公約マニフェストという言葉で言い出したと思う。
それ以来というかそれ以降のある期間、テレビやら新聞で「マニフェスト」という言葉がどんどん使われていった。
そんな頃、ある時ある場所で(というかおぼえていない)、見知らぬおっちゃんたちの会話が聞こえてきた。
A:「最近はマニフェストマニフェストってよくテレビでも言ってるよなー」
B:「あれってもともとどういう意味なんだい?」
C:「いやマニフェストってのはさ、結局台帳って意味なんだよ。産廃屋にいきゃマニフェストとかってよくある見てえだぞ」
A&B:「へぇ、そういう意味なんかい」
そこ、違う!
政権公約としてのマニフェストは manifesto であり、産廃に必要なマニフェストは manifest だ。
産廃のほうの manifest は確かに台帳とか目録とかそんな意味だけど、manifesto のほうは政策に対する宣言書というか声明書っていう意味だ。


ということを、年配者がデスクトップのことディスクトップって言ったり、エクスチェンジのことをエクスチャージとか言ったりするたび思い出します。